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ホルモン剤

ホルモン剤

症状別で選ぶ・おすすめのホルモン剤

ホルモン剤の選び方

女性の体はホルモンの変化によって大きく影響を受けます。
そのため不妊の原因や更年期障害といった女性特有の疾患や不調などはホルモンバランスの乱れによるものがほとんど。
症状や原因によって選ぶべきホルモン剤は異なります。

症状 更年期障害 不妊症
薬の種類 飲み薬 塗り薬 排卵誘発剤
おすすめ商品 プレマリン オエストロジェル クロミッド・ジェネリック
プレマリン オエストロジェル クロミッド・ジェネリック
4,270円
(28錠)
3,770円
(80g)
1,880円~
(10錠)
特徴 手軽にホルモン補充ができる 膣の乾燥に効果的 排卵障害から来る不妊の改善に
注意点 血栓症のリスクあり 肌に合わない場合あり 下腹部痛や頭痛が起きやすい

ホルモン剤とは

ホルモン剤には、不足したホルモンを補充するタイプと過剰なホルモンの生成を抑制するタイプの2種類があります。

ホルモン補充 不妊治療、更年期障害
ホルモン抑制 不妊治療、乳がん

不妊治療では不妊の原因によって、不足ホルモンを補充するタイプとホルモンの生成を抑制するタイプを使い分けます。
更年期障害では急激な女性ホルモンの不足が原因であるため、女性ホルモンを補充するタイプを使用。
乳がんでは女性ホルモンのエストロゲンによって病状が進行していくため、エストロゲンの生成を抑制するタイプを用います。

不足しているホルモンの補充

・更年期障害
年齢を重ねると徐々に女性ホルモンの分泌量は低下していきます。
20~30代に比べると40~50代女性は女性ホルモンが不足している状態となります。
ホルモン不足によって起こる40~50代女性特有の症状が更年期障害です。
更年期障害ではエストロゲンの不足が顕著に見られるため、エストロゲンを補充することで症状を緩和できます。

不足・補充するホルモン エストロゲン
不足による影響 更年期障害(イライラ、肩こり、疲れやすいなど)
治療薬 プレマリン

・不妊症
女性ホルモンが足りなくなってしまうのは更年期の女性だけではありません。
20~30代の女性でもホルモン不足が起こり、妊娠に影響を与えてしまうことがあります。
女性ホルモンの1つである黄体ホルモンが不足してしまうと、子宮を着床または妊娠しやすい状態へと整えられないため不妊症となってしまいます。
黄体ホルモンを直接補充することで不妊症を改善できるのです。

不足・補充するホルモン 黄体ホルモン
不足による影響 不妊症(子宮が妊娠に適した環境にならない)
治療薬 メプレート

過剰に分泌されるホルモンの抑制

・不妊症
女性の体に深く関わりのあるエストロゲンが多く分泌されると、卵胞の成長や排卵に関わるホルモンの分泌を抑制してしまい、排卵に異常のある排卵障害によって不妊症となってしまいます。
ホルモン剤によりエストロゲンの分泌を抑制することで、排卵に関わるホルモンが分泌され、正常な排卵を促すのです。

過剰分泌されるホルモン エストロゲン
過剰分泌による影響 不妊症(卵胞の成熟・排卵を促進するホルモンの抑制)
治療薬 コダカラン

通常、出産後には乳児に母乳をあげるため母乳を作るホルモンであるプロラクチンの分泌量が多くなります。
しかし出産とは関係なくプロラクチンの分泌量が多くなる高プロラクチン血症が起こると、体が産後だと勘違いを起こして妊娠に適さない体環境になってしまいます。
ホルモン剤でプロラクチンの分泌を抑制することで、妊娠しやすい体作りが行えるのです。

過剰分泌されるホルモン プロラクチン
過剰分泌による影響 不妊症(出産後と同じ体の状態になる)
治療薬 カブゴリン

・乳がん
女性ホルモンが過剰に分泌されると乳がんにかかるリスクが高まります
乳がん細胞はエストロゲンをエサに増殖するため、エストロゲンが多いと乳がん細胞の成長を促すことに繋がります。
乳がんの治療においては、エストロゲンの生成を抑制するホルモン剤を使用して、乳がん細胞の活性化を防ぎます。

過剰分泌されるホルモン エストロゲン
過剰分泌による影響 乳がん(エストロゲンが乳がん細胞を増殖させる)
治療薬 サイトタム
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